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今日は靴の修理から、アメリカの名靴「ラッセルモカシン」の
オールソールについてです。
1898年アメリカ、ウィスコンシン州のWill Russellにより設立された“ラッセルモカシン”。厳選した良質な一枚革を使用し、足全体を包み込むように作るモカシン製法は,耐久性・耐水性もあり、プロユースとして誰もが認める頑丈さも兼備。ハンティング、バイカーブーツから、チャッカやデッキシューズまで、一生ものと言える職人気質のアイテムを提供し続けるブランドとして、アメカジには外せないブランドのひとつです。
そんなラッセルモカシンの修理ご依頼を年々多く頂けるようになり、当工房ではできる限りオリジナルに近く修理できるよう、資材仕入れから気合い入れてこだわってきたブランドでもあります。
そのラッセルモカシン、このブログでも今後修理例としてたくさんご紹介していければと思っています。
今日はその中で、「ノックアバウト」というショートブーツのオールソール交換のご紹介です。
このノックアバウトというモデルには、オリジナルのスタンダードクレープソールがついています。
当工房では、このスタンダードクレープソールをアメリカより直接仕入れることにより、オリジナルの雰囲気を壊さないよう修理しています。
また製法に関しましても、モカシンは修理の際にサイズ感が変わったり、カタチが崩れたりしてしまうケースがあるのですが、忠実に製法を再現することにより、モカシンの履き心地の良さも損なわないよう修理することができます。
当工房が修理得意とするブランドのひとつ、ラッセルモカシン。
お悩みの際は是非お気軽にお問い合わせくださいませ。
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週のはじめ、月曜日はいつにも増して気合いが入ります。
当工房は日曜日が定休日ですので、土曜に様々な工程の仕込みをしておき
月曜朝にすぐに加工できるよう準備しておきます。
今日はその仕込みにまた仕込みをする革底の下地の加工でした。
要は二段仕込み。
土曜に水でできるだけ靴底を形成して
月曜の今日下地処理、そして明日の仕上げにつなげます。
「そこまでしても靴底なんだから、一度履いちゃうと削れてしまうよ」
と思われがちですが、この二段仕込みによって、すり減りの長持ちが全然違うので
うちの工房は必ず仕込み下地を行います。
見えないからこそ、しっかりとした仕事をしないと客商売じゃないとよく言っていた先代の言葉を大切に、
明日につながる手仕事に努めていきたいと感じる月曜日でした。
本日もご来店下さいました皆様どうもありがとうございました。
明日も8時~20時営業していますので宜しくお願いいたします。
さて最近は、ラグジュアリーパンプのスベリ止めの依頼を多く受けます。
ラグジュアリーパンプは非常にソール(特に革底)が薄く作られているので
デイリーユースとして歩くなら、購入したからすぐに張ることをおすすめしています。
うちの工房で用意しているのは、レディスのもので5種類ほど。
ソールの形状、トゥのスタイル、ヒールとのバランスなどの「見た目」を重視して
屈曲性と捨て寸といった「履き心地」を加味して加工仕上げます。
パンプスから「女性らしさ」を損なわないように 笑
ジミーチゥ メリーソール(スベリ止め) 2000円