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Blog ブログ:Grenstockからのおしらせ

いつもご利用いただきましてありがとうございます。

当工房には紳士靴の修理のご依頼が比較的多く、お客さまの様々な要望にも
できる限りお応えできるよう、たくさんの資材をご用意し、できる限りオリジナルに
近づけるよう修理させて頂いております。

今回ご紹介させていただきますのは、英国の高級紳士靴エドワードグリーンのトップリフト(カカト部)の修理です。

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1890年創業のこの老舗メーカーは、少量生産、品質管理を重視しながらも、アンティーク仕上げや
独特な低いヒールなどのオリジナリティあふれる日本でも非常に人気の高い紳士靴です。

オリジナリティが強いだけに修理に関しましても毎回勉強させられることばかり。
製造年代や木型、OEMなどでディティールを細かく使い分けるあたりさすがです。

そのなかでも今回はカカトのトップリフトについてご紹介させていただきます。

エドワードグリーンのトップリフトの一番の特徴は化粧釘にあります。

飾り釘なのですが、エドワードグリーンのハイエンドクラスのトップドロワーという
シリーズのものですと、片足に50本もの化粧釘が施されているのです。

1980年代までのものですと比較的同じような化粧釘の配置も
2000年あたりからは3本ずつがまとまったような独特な化粧釘が主流となります。
それでも片足23本以上の釘が施されているのですから、既製靴といえど細かい
こだわった手の仕事で仕上げられています。

一般的なラスターリフトも、同じ細い真鍮釘でオリジナルと同じディティールを守った釘打ちに
より、よりオリジナルに近づけることが可能です。

エドワードグリーンの修理をお考えの方は、是非お気軽にご相談くださいませ。

エドワードグリーン トップリフト(ラスター交換) 3800円〜